政府が発表したムーンショット計画とは?

2020/11/20
★★★ Magazine ★★★

マトリックスの
世界が現実に

 

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 内閣府がホームページ上で公開した「ムーンショット計画」が注目されている。それによれば「2050年までに人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現Sる」というのだが…。「新型コロナウイルスの影響で、非接触社会に移行しつつあります、それを実現するのが「ムーンショット計画」と言えるでしょう。これは、機械と人間を融合させたサイバネティック・アバターを用いて人々を生活させるようにする計画なのです」
 そう語るのは政府関係者と親しい大手記者Gだ。これからの人間は、AIロボットに遠隔操作で作業をさせたり、アバターを使ってサイバー空間で活動させたり、といった分身を使って働いたり遊んだりするようになるという。
 「ただ、AIがこれまで人間が行っていた仕事を肩代わりしてくれるので、人間が余ってしまう。だからこそ、余った人間の意識をデータ化して、肉体を捨てさせて仮想空間の世界で生活させるという算段なのです。「ムーンショット計画」は人類削減計画の一環であり、コロナ禍はそのための作戦だったわけです」(前出・G氏)

 まさに仮想空間を生きる人々を描いた映画「マトリックス」の世界が現実のものとなる日は近いのだ。
 内閣府のホームページには、このように記述されてます。
 

ムーンショット目標1 2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現


ターゲット/誰もが多様な社会活動に参画できるサイバネティック・アバター 基盤

  • 2050年までに、複数の人が遠隔操作する多数のアバターとロボットを組み合わせることによって、大規模で複雑なタスクを実行するための技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。
  • 2030年までに、1つのタスクに対して、1人で10体以上のアバターを、アバター1体の場合と同等の速度、精度で操作できる技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。


注:サイバネティック・アバターは、身代わりとしてのロボットや3D映像等を示すアバターに加えて、人の身体的能力、認知能力及び知覚能力を拡張するICT技術やロボット技術を含む概念。Society 5.0時代のサイバー・フィジカル空間で自由自在に活躍するものを目指している。

サイバネティック・アバター生活

  • 2050年までに、望む人は誰でも身体的能力、認知能力及び知覚能力をトップレベルまで拡張できる技術を開発し、社会通念を踏まえた新しい生活様式を普及させる。
  • 2030年までに、望む人は誰でも特定のタスクに対して、身体的能力、認知能力及び知覚能力を強化できる技術を開発し、社会通念を踏まえた新しい生活様式を提案する。

 ムーンショット目標1とあるので、目標2や3、4と目標設定内容が更新されることでしょう、細かい突込みとして。それはともかく、個人的に気になるのがサイバネティック・アバター生活の「2050年までに、望む人は誰でも身体的能力、認知能力及び知覚能力をトップレベルまで拡張できる技術を開発し、社会通念を踏まえた新しい生活様式を普及させる。」
 
 「社会通念」という言葉に引っかかり、調べてみると『裁判や法学に関する文章などでは、「社会通念」という言葉は民事法の世界では「慣習」や「取引通念」などと同義に使われ、刑事法の世界では「常識」と同義に使われる傾向がある。』とのこと。(Wikipedia)
 社会通念=習慣、常識という意味合いで解釈すると、新しい生活様式への普及にどうやって結びつくのだろう?
 5体満足の心身健常者が常識の社会生活の中、麻痺や切断で体に不自由ある人が、再生医療や人工関節や義手、義足の科学技術を使って生活に不自由なく暮らせる社会になると解釈して良いのだろうか?
TOUGH 龍を継ぐ男(ヤングジャンプ連載)では、機械化されたキャラが出まくり!
 また「望む人は誰でも身体的能力、認知能力及び知覚能力をトップレベルまで拡張」とあるけれど、先天的な脳性麻痺や精神障害を持って生まれた人は、どうやってその意志判断を客観的に図るのだろう?親や親族の価値観で意思決定をゆだねるのか?それとも、もっと科学技術が発達して脳内で思っていることを言語化、音声化できる未来が来るのだろうか???

 ほかにも、望めば誰でも身体的能力や認知、知覚能力がトップレベルまで拡張!拡張できるって…。拡張という文言を持ってくることに恐怖を感じる。なぜならばもはや、人間扱いされた言語に感じないからだ。拡張=脳みそまで人工化と解釈してしまうのだ。
 望めばその都度、その時代のトップレベルにまでカスタマイズが可能となると、その流れを享受するユーザーが増えるであろうし、望めばその都度とは無料でカスタマイズできるのか?それとも有料オプションで、貧富の差がまだまだ継続されているのだろうかと、想像してしまう。
資料/内閣府ホームページ/ムーンショット目標1 研究開発構想
 この図を見てみると1960年代から既に
・脳の制約からの解放
・身体の制約からの解放
・空間・時間の制約からの解放
・共通技術
これらの研究開発が進んでおり

 脳の制約では、指紋文字認識、オントロジー、エキスパートシステム、顔認証、DNN自然言語処理、マルチエージェントシステム、自動翻訳、一般物体認識、意思決定・合意形成支援、BMIの研究開発。
 
 身体の制約では、産業用ロボット、作業ロボット、コミュニケーションロボット、サービスロボット、音声対話、人工筋肉の研究開発。

 空間、時間の制約では、移動通信、画像/映像認識機能、VA/AR/MR、テレプレゼンス/行くしスタンス、自動運転の研究開発。

 共通技術では、通信、コンピュータ、インターネット、認知科学、ニューラルNW、自然言語処理、触覚センサー、真相学習、CPS、強化学習、IoT、AIソフトウェア工学、計算脳科学、説明可能AI。

 正直知らない単語だらけで、頭がくらくらしている。なので言いたいことをまとめると、陰謀陰謀と考察するのも結構だけれども、それは無知を棚に上げていたり、聞きかじりの知識を鵜呑みにしすぎていませんか?また、時代背景の流れを読み取っていますか?とか、正直、僕も陰謀論の類は大好物でエンタメ的な感覚で向き合ってきたのだ。
 陰謀論の方を主として信じ、裏付けだったり自分で調べてみる行動を怠ってきたのね。なのでより一層、昨今の陰謀論や都市伝説ネタに向き合うには、裏の情報を得るのではなく、表の情報を整理しつなぎ合わせていく方が、未来予想は当たりやすいのかなと思うのだ。
 
 思考や情報を整理する手段や、きっかけとして文章化する、ブログにまとめてみる行動って、いい習慣、頭の中の整理になるよね。