幼明館の理念


幼明館は、古典や歴史、やまとことばを通して、人間の本質を学び、次の世代へとつないでいく学びの場です。
子どもから大人まで、ともに学び、人として成長していくことを目指します。

5つの章のご案内

第一章

なぜ設立したのか

知識だけではなく、人としての力を育みたい。

私たちが生きる社会は、時代とともに大きく変化しています。
知識や技術が重視される一方で、人としてどう生きるか、他者とどう向き合うかを学ぶ機会は、十分にあるでしょうか。
私は、子どもたちが持つ豊かな可能性を、学力だけでは測れないと考えています。

自分で考える力、困難に向き合う勇気、他者を思いやる心、そして夜会の一員としての責任感。
こくした人間としての土台を育む場所が必要だと感じ、「幼明館」を設立しました。

幼明館は、受験のための学習塾ではありません。
年齢を問わず、ともに問い、ともに考え、人として成長するための学びの場です。

第二章

何を大切に学ぶのか

人間力を育む学び。学びは、人生の土台。

学校や社会の中で身に付ける知識や技術は、私たちの暮らしを豊かにする大切なものです。
しかし、それらを何のために、どのように使うのかを考えることも、同じように重要です。
学問を考えるうえで、「本学」と「末学」という考え方があります。

「本学」とは、人としての在り方や生き方、その根本を学ぶこと。
「末学」とは、知識や技術など、社会で約立つ具体的な能力を身に付けること。

この二つは対立するものではなく、お互いに支え合うものです。
優れた技術も、それを使う人の判断によって、社会に与える影響は変わります。

だからこそ幼明館では、何が大切なのかを考え、自らの行動に責任を持つための「本学」を重視しています。
何を知っているかだけでなく、その地域をどう活かすか。
そこに、幼明館が考える学びの根本があります。

第三章

どこから学ぶのか

先人の知恵に学び、これからを生きる力に。

歴史には、さまざまな時代を生き抜いた人々の経験が残されています。
成功だけではなく、失敗や葛藤、困難の中で下した決断にも、私たちが学ぶべきことがあります。

幼明館が教育の参考としているものに一つが、薩摩の「郷中教育」です。
そこでは、年長者が年少者を導き、仲間同士が学び合いながら、学問だけでなく礼節や責任感を見につけてきました。
教える側もまた、年少者を導くことで成長する。こうした学び合いの姿に、幼明館を大きな意義を感じています。

また、『論語』など古典には、人間関係や社会の在り方について、時代を超えて考えるための問いが残されています。
先人の言葉をそのまま受け入れるのではなく、当時の背景を理解し、現代に照らして自分の頭で考える。

歴史と古典は、答えを暗記するためではなく、問いを深めるための学びです。

第四章

何を行っているのか

先人の知恵を学び、現代に生かし、未来へつなぐ。

幼明館では、人間力を育む問設立当初の理念を大切にしながら、歴史や言葉、日本の伝統文化を通じた学びを広げています。

文明法則史学
歴史上の文明や国家の興亡を、一定の法則性という視点から研究する学問です。
歴史を単なる過去の出来事としてではなく、現代社会や未来を考えるための手がかりとして学びます。

やまとことば
日本人が古くから使ってきた言葉に触れ、その意味や背景にある文化、ものの見方を学びます。
言葉を通じて、日本人が大切にしてきた心や価値観への理解を深めます。

『幼學綱要』の普及
明治時代に編纂された『幼學綱要』を、多くの方に知っていただくための活動です。
先人の生き方や徳目を学ぶ機会を広げ、現代の教育や暮らしに活かすことを目指しています。

武道体験
武道を通じて、礼節や相手を尊重する心、自分自身と向き合う姿勢をを学びます。
知識だけでなく、身体を動かす体験からも、人としての成長を考えます。

 
それぞれの活動については、下記の講座・活動案内から詳しくご覧いただけます。
歴史の法則を学ぶ
日本の言葉と文化
先人の知恵を伝える
礼節と実践の学び

学ぶことを、日々の生き方につながる。

第五章

これから何を目指すのか

学びを、次の世代へ。よりよい社会をつくる力に。

幼明館を設立したとき、私が思い描いたのは、学ぶ人が増えるのではなく、学んだ人が誰かを支えられる社会でした。
一人の学びが、家庭の中での会話を変えるかもしれません。
地域の中で、新しい交流を生むかもしれません。
そして、子どもたちが未来を選び取る時の、小さな支えになるかもしれません。

幼明館の活動は、決して大きなものではありません。
それでも、古典を開き、歴史を語り、世代を超えて学び合う時間を積み重ねていきたいと思っています。
学ぶことに終わりはなく、人が成長する可能性にも限りがありません。

学んだことを、自分の生き方に、そして、誰かの未来に。
それが、幼明館のこれからの願いです。

 

幼明館学びへのご案内

幼明館の学びに興味をお持ちの方へ。
各種講座や活動をご覧いただけます。

講座・活動を見る

歴史・古典・日本文化を学ぶ

お問い合わせ

講座や活動についてのご質問はこちら