山伏修行

2022/06/21
おはようございます。
原です。

生まれ変わりの修行を終えて無事、帰ってきました。

修行中、話せるのは「受けたもう」という「ハイ」を意味する言葉だけでした。

修行に入った山にはまだ雪が点々と残っていました。

一般道から横道にそれて
「ここは道なの?」と思う獣道を

足を滑らせながら降りていくと
「ザーッ」と雪解け水が落ちる音がします。

氷つくような川を渡り
そこでの「滝行」はふんどし一丁。

「行くぞっ」と言われれば
「……うけたもう!」と言うしかありません。

しかし、

ぎゃぁああああああああああああああ

そのときの僕の絶叫は、おそらく庄内平野中に届いたにちがいありません。

よく心臓麻痺を起こさなかったと安心したのも束の間、足を滑らせ雪解け水にダイブ。

その後はびしょびしょになった白装束のまま
山道を黙々とのぼりました。

登った先には
本尊がありました。
「何か願い事があれば、お願いしてください。」と言われ

「奥さんの滑り症の手術がうまくいきますように」とお願いしてきました。

夕飯は予想はしてたものの
ご飯に味噌汁、たくあん2枚。(sweat)

そして、

夕飯の後は、雨がしとしと降る中
杉の大木に囲まれた国宝「五重塔」の前での座禅。

あたりは暗く、聞こえくるのは雨音とカエルの鳴き声。そして虫の音。

「熊が出てくるんじゃない?」

そんな邪気はしばらくするとどこかに消えました。

蛍が僕の目の前をゆらゆら飛んでいきます。
自然と一体になった気がしました。

翌日は6時半起床。もちろん、朝食はありません。

身なりを整え、「おたーちー!」のかけ声に「うけたもー」と一言。

その後
2446段の石段を黙々と登りました。

考える事は一段一段を確実に登ることだけ。
階段を登り終えた時、僕の脳には達成感がそそり立ちました。

修行の最後は火行。
人は生まれる時が一番危険と言われてるそうです。

危険な火を飛び越える行で
まさに生まれ変わることができると言われました。

1ヶ月前、東京駅で転けて左肩脱臼の再現にならず無事、修行が終わりました。

生まれ変わり、今日からまた、開店初日のつもり頑張ります。

という訳で、本日も旨辛Max‼️(謎)