実際のメリットとしては、豚舎と豚舎を通路で繋いで、合計の面積が3,000㎡未満なら、建物の間隔は狭くともOKになったことです。従来の建築基準では6m以上空ける必要がありました。図1は令和4年度の畜産クラスター施設整備で建てた母豚350頭規模繁殖豚舎のレイアウトです。敷地が狭かったので、豚舎間隔は4mです。従来の建築基準では母豚300頭規模の豚舎しか建てられませんでした。図2は令和6年度の畜産クラスター施設整備で建てた母豚180頭規一貫経営豚舎のレイアウトです。こちらも従来の建築基準では母豚150頭一貫豚舎しか建てられませんでした。