まず最初に自社農場にウインドレス豚舎がある場合、以下の項目をチェックしてください。
この中の②以外の3項目はすべてで答えが「Yes」でなければなりません。満たしていない項目が1つでもあれば、対策をしてください。
まず、①を満たしていない換気制御盤はそもそも手抜き設計ですから、メーカーまたは販売店に依頼して警報表示を追加してもらいましょう。④を満たしていない(警報転送装置が無い)農場には、次に紹介する警報転送装置を設置しましょう。農場事務所に電話回線(アナログでも光電話でも可)が有り、②の警報表示盤がある場合は、竹中エンジニアリング社製のSC-810X(写真1)がお勧めです。
写真4は警報盤と警報転送装置SC-810Xの接続工事中の写真です。
警報表示盤の「警報外部出力端子」と警報転送装置の入力端子を電線で繋ぎます。
写真4は警報盤と警報転送装置SC-810Xの接続工事中の写真です。
警報表示盤の「警報外部出力端子」と警報転送装置の入力端子を電線で繋ぎます。
写真5はSC-810Xの接続端子です。
入力が8系統ありますので、8か所の豚舎又は設備からの異常を別々に入力できます。
SC-810Xには電話のモジュラージャックがありますので、その電話回線端子とFAX機の外付け電話端子をモジュラーケーブル(電話線)で接続します
使えるキャリアはNTTドコモの電波だけですので、NTTドコモ又はドコモの電波を使う格安SIMを契約する必要があります。
写真6の例では、分娩舎と離乳舎だけがウインドレス豚舎なので、警報表示盤は設置せず、離乳舎の通路にWiteLock21MMを設置して、分娩舎と離乳舎の換気制御盤の警報出力端子と直接電線で接続しています。
別の例では、豚舎には電話回線が無くインターネットも4G回線のWi-Fiルーターしかないところでした。
ここでは農場事務所まで各豚舎から警報出力電線を配線してあったので、農場事務所にWiteLock21MMを設置しました。
さて、チェックポイント③の漏電等で換気制御盤に電源供給が止まっても警報が鳴らない場合は、換気制御盤に電源検出用リレーを1個追加することで解決できます。
写真7が警報接点の無い換気制御盤の例です。
電源入力端子と換気扇を接続する端子が2系統、そのほかは温度センサー端子だけです。
このような場合は図8のように電源検出用リレーのb接点をインバーターの警報出力端子に並列に接続すればOKです。
電源検出用リレーのコイル電源(端子番号13と14)は制御盤内メインブレーカーの2次側に接続します。
電気の知識が無い方は、この記事を電気工事店に見せて相談してください。
SC-810XもWiteLock21MMもネットショップで購入できます。価格は11~12万円です。
夏の夜間に換気扇が止まってしまって、翌朝出勤した時には豚さんが天国行きになっていた。なんて洒落にならないです。
警報が出た時は場長やマネージャーの携帯電話または家電に警報の電話が行くように、電話番号を警報転送装置に登録しておきましょう。