そこで今月はこの問題にお答えしたいと思います。
保管庫には大きく分けて冷蔵タイプと冷凍タイプがあります。
冷凍タイプは比較的長記保管が可能というメリットがあります。死亡豚が少ない農場では、回収業者に来てもらう頻度を少なくすることができます。
デメリットは、豚同士が凍り付いて離れなくなり、取り出すときに苦労することがあることです。
この欠点を克服するには、死亡豚を重ねるときに、餌袋などを間に挟んで重ねることです。取り出すときは袋が破けるので、死亡豚を1頭ずつ取り出すことができます。
一方、冷蔵タイプは豚同士がくっついて離れなることは無いのですが、死亡豚から発生する腐敗ガスで室内機が故障しやすいという報告があります。
これを防ぐには、保冷庫内に腐敗ガスを吸着する資材を入れておくことです。最も安価と思われるのは木炭です。
保冷庫の大きさにもよりますが、2t保冷車の荷台(約16㎥)なら、木炭10kgくらいをネット袋に小分けして4隅につるしておくと良いでしょう。
吸着力が少なくなったと感じたら、取り出して天日干しすれば再利用できます。
2組用意して、1か月ごとに交換して吸着と乾燥を繰り返すのが確実な運用方法だと思います。
木炭よりも確実に効果を上げたい向きにはジャパネットのCMでもおなじみの、帝人製の脱臭乾燥剤がお勧めです。
次にどこで購入すればよいかについてです。
まずは、業務用冷蔵保管庫(プレハブ冷蔵庫)の例です(写真1)。
ネットで検索すると複数ヒットします。
2坪タイプ三相200V電源用で770,000円(消費図鋳込み・運賃別)。
1坪タイプ三相200V電源用で518,000円(消費図鋳込み・運賃別)。
あたりが良いのではないかと思います。
プレハブ冷凍庫2坪タイプ三相200V電源用で1,298,000円、1坪タイプ三相200V電源用で777,000円(消費図鋳込み・運賃別)で出ています。
ヤフーオークションでも「プレハブ冷蔵庫」というカテゴリーにたくさん出品があります。
中古ですと新品の半額くらいで購入可能ですが、保守状態や送料などを良く検討することが必要です。
もっと大きいサイズ(2t車、4t車保冷車の荷台)を購入希望の場合は、東日本でしたら、株式会社シマ商会(仙台と福島に本社)、関西でしたら『コンテナ市場』(株式会社ユーエン)が品ぞろえ豊富でお勧めです。
「保冷コンテナ中古」で検索すればどちらのサイトも上位に出てきます。
価格はシマ商会では2t車荷台の冷蔵タイプで150万円から。冷凍タイプで170万円からです。
『コンテナ市場』では20フィートや40フィートコンテナの冷蔵・冷凍タイプの取り扱いが多いです。注文製作も行っています。
このほかにも中古車市場で中古の保冷車を買ってきて、そのまま農場の片隅に駐車して使っている農場もあります。
この場合の電源はトラックと同じ直流24ボルトになります。
農場に置いておく時は、トラック用バッテリー充電器を常時繋いで使用します。
これらの情報が皆様の農場のニーズにお役に立てれば幸いです。